ハナガタサンゴの仲間

ハナガタサンゴの仲間

04
12月

【ポイント】 一湊タンク下No.1 【水温】 22.5℃ 【透明度】 15m 【海況】 やや時化気味 【天候】 晴れ 【潜水時間帯】 14:07-15:59 【潮まわり】 07:52 94cm 干潮 / 14:23 181cm 満潮 / 長潮(月齢:8.9) 【日の出・日の入】 日出06:59 日没17:16 今日はようやく晴れた!! ここ1週間、天気は連日の雨で、海も時化気味の状態が続き、真冬の屋久島を思わせるような状況だった。 環境省のモニタリング1000(サンゴ)におけるホームグラウンド・一湊タンク下の調査をずっとやりたかったのだが、ワイド撮影が必要なこともあってなかなか実施できずにいた。 まだ多少は透明度が悪そうな感じがしたけど、今日は思い切って実施する事にした。 毎日、ウネウネの海でマクロ三昧な日々が続いていたので、ワイド自体が久しぶり!!(^^) やはり多少は濁りがあって、ちょっとした浮遊物も浮いていたけど、調査目的の撮影ならまったく問題なし!! 被度調査などはほとんどスタッフに任せ、僕は毎年定点撮影している調査範囲内の数箇所を順番に回りながら撮影する。。。 以下は左側が昨年(2010年)、右側が今年(2011年)のサンゴの様子。 ほぼ同じ位置から撮っているのだが、何かちょっと狂ったみたい。。。 まっ、いっか。。。(^_^;) 2010年 ハナガタサンゴの仲間が群集する-6m付近 2011年 ハナガタサンゴの仲間が群集する-6m付近 このブログでも何回も言っていたけど、一湊タンク下の浅場中心付近に位置するウスサザナミサンゴとハナガタサンゴ類が群落するエリアは年々、荒廃しつつある。 原因はポイント全体の泥化だと僕は思っているのだが、ハナガタサンゴ類に関しては明らかに華やかさは落ちていて、死んだ箇所も毎年少しづつ増えていっている。 今年はさらに昨年死んだ箇所に大きな海藻が生えているのを良く見かける。 これは写真からもよく分かる。

08
1月

【ポイント】 一湊タンク下No.2 【水温】 18.6℃ 【透明度】 25m 【海況】 凪ぎ 【天候】 晴天 【潮まわり】 09:32 200cm 満潮 / 15:35 72cm 干潮 / 中潮(月齢3.7) 【日の出・日の入】 日出07:15 日没17:33 今日は雲ひとつ無い快晴! ちょっと寒いけど、海も凪ぎてダイビング日和な1日だった。 ゲストがいるときに、こうあって欲しいのだけど。。。(-o-; クシノハカクレエビ海水温はどん底状態に突入! 屋久島は年間で最も低い水温が18℃前後。 まさに1年の中で一番水温の低い時期に入った。。。寒い。。。ブルブル 透明度だけはガンガンに良い状態の中、小物にはまる。。。(笑) 先日届いたOCEAN GEOGRAPHIC誌の今月号を見ていたら、World Underwater Pictures Festivalの結果が載っていた。 銀賞に入選した抱卵中のワレカラの写真を見て、突然思い出した! 今だったらワレカラの放幼、もしくは子育てが見れる(撮れる)かも!! ワレカラの仲間は屋久島では意外に少なくて、この水温の低い時期にガヤ類に小さな個体がたまに数匹着くのを見るくらい。 (まぁ~あまりマクロ目なダイビングを普段していないから目につかないという可能性もあるけど。。。(笑)) それが昨年はこの時期にウジャウジャ着いているシロガヤを見つけたので、そこに直行! ワレカラモドキ?の若い個体たちしかし、昨年はあれほど着いていたのに、今年は全然着いてね~!!と思って、よ~く見たら。。。 うぉ~沢山着いてるじゃん!チビが。。。(^^;) やや若い個体が写真のようにガヤの脈に沿うように着いているのを見て思わず笑ってしまった。。。これも擬態?(笑) 種類はワレカラモドキだと思うのだが、よく分からない。。。 どういうわけか海岸動物図鑑の中では最も充実していると思われる「原色検索日本海岸動物図鑑〈2〉

29
11月

【ポイント】 一湊タンク下No.2 【水温】 22.7℃ 【透明度】 20m 【海況】 凪ぎ 【天候】 晴天 【潮まわり】 06:28 61cm 干潮 / 13:10 189cm 満潮 / 小潮(月齢:22.9) 【日の出・日の入】 日出06:55 日没17:17 週が明けてゲストが帰ると凪ぎて良く晴れるのは毎度の事。。。(^^;) 今日は朝から天気も良くて、海はベタ凪ぎ! 当然、ゲストもいない月曜日。。。(笑) 今日は午後から海へ。 相変わらず、冬の平日は海にダイバーはいないのだが、天気が良くなると雰囲気は明るい! 結局、普段はダイバーがいなくて寂しいのではなくて、冬の屋久島・北部は天気が悪い日が多いので暗~い気持ちになっちゃうのかもしれない。 雰囲気で人の気持ちなんてコロコロ変わるのだ。。。(笑) 今日もワイドレンズを着けてヤクシマキツネウオの群れ狙い。。。 ”ワイド狙い”というよりは、1枚の写真の中に1匹でも多くのヤクシマキツネウオが写り込んでいる写真が欲しいのだ。 しかし、今日もなかなか厳しかった。。。 中層には毎日千匹近いのヤクシマキツネウオが群れているのだが、まとまりがないので広角だとイマイチ良い写真が撮れな~い! というか、そもそも被写体としては全然、画にはならない群れなのだ。(笑) 今日も失意のままエア残が少なくなって浅場へ戻った。 衰えつつあるハナガタサンゴ類 例年、水温が下がり始めると、このポイントにあるハナガタサンゴ類の色は活き活きとしてくるのだが、年々それほどでもなくなってきている気がする。 5年ぐらい前までは高水温期のみ元気のない地味な色になって、冬季は綺麗な色に戻るという事を繰り返していたのだが、何かここ2-3年は夏と冬とではそれほど色合いが変わらないのだ。 死滅した群体もかなりあるのだが、生きているサンゴでさえも、なんか色は褪せ、地味で元気がない。。。 元々、死滅した個所はどんどん増えているので、全体としては汚らしく、荒廃した印象なのだが、生きているサンゴさえもそうなのだから、ポイント全体に華やかさが足りない感じになる。。。 これは前からこのログでも言っているように、ポイント全体の泥化が原因だ。 さらに年を重ねるごとに益々、泥化が進行しているのが目に見えて分かるようになってきた。 この泥に負けてどんどん衰えていくハナガタサンゴ類に対して、逆にどんどん勢力を延ばしつつ活き活きしつつあるのがウスサザナミサンゴ類だ。 どうも泥に強いサンゴのようで、一度、2年前に人為的に大規模な破壊が行われたにも関わらず、その勢力は拡大傾向なのだ。 元気なウスサザナミサンゴ群落死んだハナガタサンゴの仲間があった場所にも進出してきており、数十年後にはハナガタサンゴ類は一掃され、一面がウスサザナミサンゴ群落になってしまうのでは?と思えるほど。。。 これを見ていて思うのだけど、サンゴ群集にも森でいう「植生遷移」みたいなものって当然あるんだよね。。。? だとしたら、泥化の原因だと思われる30-40年前に人間生活の必要に迫られて作られた(延ばされた)一湊港の堤防(見た感じは必要最低限のもの)が作られた時点で、ハナガタサンゴ群落からウスサザナミサンゴ群落への移行は当然起こりうる遷移みたいなもので、「なるべくして、なった」とでも言うべきものなのかもしれない。。 サンゴの色褪せや見た目の荒廃は”人間の美観にとっては”許せない事なのかもしれないけど。。。(笑) 綺麗なハナガタサンゴ類の衰退は悲しいことだけど、それによってサンゴの組成が変わり、当然、周辺で生きる魚などの生物層も変わっていくわけだが、その推移を観察していくのは正直言っちゃうと、ちょっと楽しみかも。。。(・_・;